2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「こころの時代~宗教・人生~ 生き延びるための物語 哲学研究者・小松原織香」(中村宝子記者、2023年)

なんというか。こころの時代のBGMがあれば一定のフォーマットが出来上がる。よくできた感情装置になっていてそれだけで感動する準備が整う。ひとりの人の内面的なタッチーな話を引き出すことができれば一つの番組として成立する。しかし研究者でありエッセイ…

2023年 よんだ本・みた映像・いった展覧会などなど

1月 ・加藤典洋『どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。:幕末・戦後・現在』岩波ブックレット、2018年。 ・アニー・エルノー『嫉妬/事件』堀茂樹、菊池よしみ訳、早川書房、2022年。 [2022年12月観賞 「あのこと (L'événement)」(オードレ…

映像の世紀バタフライエフェクト「ロックが壊した冷戦の壁」

・メルケルはアインシュタインの相対性理論を理解するために物理学を志し、しかし東独の自由のない状態における研究の日々を無為に過ごし、壁崩壊のあとには政治の領域に出ていったということ。超越に対する関心が、その後具体的な政治社会における公正の実…

2022年 読んだ本・見た映像

1月 ・見瀬悠「18世紀フランスにおける外国人遺産取得権:パリ・サン=ジェルマン=デ=プレ地区の事例から」『史学雑誌』127巻9号、2018年、1-35頁。 ・見瀬悠「18世紀フランスにおける外国人と帰化:ブリテン諸島出身者の事例から」『史学雑誌』123 巻…